オンライン申込フォーム
※申込締切:3月15日(金)
 
 
 
 
開催テーマ
   農林中金の決算については、大手都市銀行が過去最高の利益水準の見込みであるのに対して評価損が大きく、配当可能利益がないことから配当の見送り、利益水準の大幅低下の状態にあり、令和6年度以降の奨励金水準の見直し、配当政策などに影響を与えると想定されます。また、今期の決算を受けて奨励金水準の低下については規模の大きい信連やJAに影響を与えることから信連と農林中金との駆け引きが行われていると考えます。
 今回、奨励金水準の引下げが実際に行われば、不振JAにおいては信用事業譲渡に現実的に向かうJAも出てくるかと思います。さらに、特配も廃止になることからJAのみならず信連に関しても預金での運用ウエートが高い信連については、経営的に継続することが困難になる信連も出てくると思われます。
 さらに、早期警戒制度の適用はJAが総合事業を営む意思に関わらず、金融機関継続の基準である将来のコア業務純収益が赤字、ストレス後の自己資本比率が一定基準を満たさない場合には、金融市場からの強制的な退出を求められます。このため、信用事業譲渡や合併が進むことになります。特に県一など職員数が多く、規模の大きいJAについては予めどのような対策を講じていくかを検討していく必要があります。
 また、対策の中心をコア業務純収益の確保を基本に据え経済事業では赤字の削減、信用事業に関しては調達と運用の差である資金収支を改善させることを目標に、「改善対策」「経営対策」を行っていく必要があります。
 今回は決算期末を迎え、奨励金水準の低下など将来の変化を見据えて、決算対策を行う必要があります。また、総合事業を維持し自ら地域金融機関として存続していくために、まず、地域にとって必要とされる金融機関になる必要があります。このため、金融仲介機能をどう発揮していくかが最終的な課題になります。金融仲介機能のそれを前提に概ね5か年のコア業務純収益の客観的な予測と改善策を伴う根拠がある説明ができる改善計画を策定して、単年度の事業計画もその5か年の改善計画の一環として計画策定を行うことが必要になります。
 今回の研究会については、信用事業を中心に成り行きによる将来予測と自己運用の強化と具体的な改善計画について検討を行っていきます。
 
     
   
  ■テーマ 今期の農林中金の決算状況を踏まえて、令和6年度以降の奨励金引き下げと早期警戒制度への対応と計画のPDCAサイクルの確立について検討していきます。今後、農林中金の決算を踏まえると特配もない状態が続くことも考えられます。また、信用事業譲渡後の構図に向けたシナリオについても想定される事象について検討してきます。
今回の中心的なテーマは決算に向けた対応と資金収支の改善に向けた自主運用である貸出と有価証券運用の具体的な改善策を中心に、具体的かつ実践的な根拠のある改善計画策定を中心テーマとして研究会を開催します。
■日 時 2024年3月22日(金) 13時30分~17時
■共 催  株式会社協同経済経営研究所・全国共同出版株式会社
■会 場 オンラインセミナー
      ・Google Meetを利用いたします。・インターネット回線、パソコン等が必要です。
■対 象 JAの役職員
■定 員 100名(最小催行人数20名) 
 
  ■研究事項  
   (1)農林中金決算と今後のJA改革のシナリオについて
 (2)経済事業における早期警戒制度への対応とPDCAサイクルの実践
 (3)令和5年度の決算対応と対策、収支改善策
 (4)信用事業における早期警戒制度における予測と自主運用強化と改善計画策定
 (5)その他
 
 
■詳 細 詳しくは研究会案内書をご覧ください
 
 
 
  研究会案内書(PDF)  
 
  オンライン申込フォーム  
 
 
  問合せフォーム